【コラム】ちゃんとブレーキ踏めていますか?

ちゃんとブレーキ踏めていますか?

古い車で再発見!

私の愛車であるローバーミニは非常にブレーキ性能が低いです。考えられる要因としては、ただでさえ純正の小さいブレーキローターをタイプ1仕様にすべく10インチにデチューンしていること、そして今の車よりもブレーキ倍力装置の性能が弱い事が挙げられます。そのため、今の車の様に軽い力でブレーキを踏もうものなら、完全停車までにかなりの距離を要してしまうわけです。すなわち、しっかりとした力でブレーキペダルを踏んであげないと止まらないのですね。

実はローバーミニを購入してからずっと、なぜこんなにブレーキが効かないんだろうか?昔と言っても1996年の車なのでもっとブレーキが効いていたはずでは?と考えていたのですが、暫くたったある日、やっと気が付きました。

最近の車は良く止まるが・・・

最近の車は本当にブレーキの性能が優れています。弱い力で踏んでもしっかりとスピードを落とし停車することが出来るので女性であったり力の弱い方でも安心して運転できるわけです。しかし、この軽くても強いブレーキ性能を発揮する機構のためにちゃんとしたブレーキペダルの踏み方をおざなりにしてしまっていました。

ちゃんとした踏み方

教習所での記憶を思い出してほしいのですが、アクセルペダルは踵を床に付けたまま操作すると習ったと思います。これは踵を支点とすることで微妙なアクセルワークが可能になりギクシャクするような運転にならない事や、ブレーキと異なりアクセルは長時間踏まなければならないので疲れないようにと言った理由があります。

一方でブレーキペダルは、床から足を上げて足の裏全体で押し付けるように踏まなければならなかったはずなんです。というのも、踵をつけたままブレーキを踏むと踵を支点として足の裏だけの力でブレーキペダルを踏むことになり、非常に小さい力でしか踏みこむことが出来ません。これを床から足を上げて踏みこむようにすると、シートの背もたれとブレーキペダルの間に体が挟まる形になるので、強い力でペダルを押し付けることが出来るんですね。

知らず知らずの間に変な癖が

私の場合、いつの間にかブレーキも踵をつけて踏んでしまっていました。理由としては最近の優れたブレーキの車に慣れたことだけでなく、クリープのないMT車に乗ってきたのでエンブレで減速、停車中はペダルにそっと添えるだけで停車などブレーキだけに頼らない運転をしていたことも考えられます。

正直な所、踵をつけた方が細かい操作ができるのでカックンブレーキを避けられたり、スムーズに止まることが出来る利点もあります。しかし、最近の車であっても倍力装置のトラブルで踏んだ分だけしかブレーキが効かなくなる場合もあります。そういった場合に、いくら踵をつけてブレーキを踏んでも車は一向に止まりません。

結果的にこのブレーキペダルの踏み方を見直すことで、ローバーミニのブレーキ性能は格段に良くなりました。しっかりと足で踏みこんでやる。倍力装置が弱く、人間の足の力を求められた時代の車だからこそ気付くことが出来ました。皆さんも一度ブレーキペダルの踏み方を見直してみてはいかがでしょうか。それでは(^.^)/~~~

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