【コラム】2013年7月伊勢自動車道の事故に学ぶ

今回は伊勢湾岸道での事故について書いて行こうと思います。

本題に入る前に事故で亡くなられた方に対しご冥福を、残された母親、関係する家族の早い身体的、精神的回復をお祈り申し上げます。

さて、本題に入りましょう。 今回の事故はトラックの前方不注意、レンタカーの故障、故障時の対応と言った事が原因で発生したと私は考えています。

まず、第一の要因としてのトラックの前方不注意ですが、これに関しては許されるものではありません。いかなる車線であれ常に前方の車との車間を把握して走行する訳ですね。この時間帯の交通量がわかりませんが、右車線や左車線に避けることも考えられたでしょう。

ですが、現実ではトラックが停止車両に衝突するという事故は後を立ちません。長距離輸送を担うトラックは長距離、長時間運転するために常に緊張状態で走行するのはなかなか難しいです。そのため、前方を走る車に促されるように付いて行くような走行スタイルになってしまっているのではないでしょうか。それによって、路肩に止まっている停止車両に吸い寄せられるように追突してしまったりすることがあるのだと思われます。

第二の要因としてレンタカーの故障が挙げられます。 今回の事故車両は損傷が激しく車種の判別が難しかったのですが、おそらくティーダではないかと言われています。

私事ですが、我が家のリバティも最近発進不良に悩まされました。どうやらCVTオイルの劣化によるクラッチの滑りではないかと言われていますが、走行中や発進時に回転数だけ上がって車速が上がらなかったり、駐車場のほんの少しの坂ですら四千回転ぐらい回しているにもかかわらず下がってしまいました。

簡単に言うなれば常時四速固定になってしまったような感じでしょうか。他の方の症状を見てみると我が家と同じような症状の方もいらっしゃればいきなりロー(一速)に入って急減速したという症状の方もいらっしゃいました。

今回の事故車両がゆっくりとスローダウンしたのか、急減速したのか解りませんが搭乗者がパニックになるようなトラブルが起きたのでしょう。調べてみるとティーダで同じようなトラブルを発症した人もいるようです。これに関しては私があったわけではないので定かではありません。

第三の要因としてやはりトラブル後の対処の仕方でしょう。 今回は母親が運転している時にトラブルが発生したということで、車内がパニック状態になったのではないかと勝手に推測しています。

ニュースを見ていて不自然に思った方もいると思います。なぜ真ん中の車線で止まっていたんだ?と。私も故障という情報がない時のニュースで普通の追突であれほど壊れるのは不自然だと思いました。あとから故障と聞いて「やはり」と感じましたからね。

実際、伊勢湾岸道を走られた方はご存知でしょうが、三車線でカーブもほとんどないようなところですので、真ん中の車線でもかなりのスピードが出ています。そうですね、時間帯にもよりますが、120近い速度で流れている時もあるぐらいです。

そのような道路の真ん中で停車するということはどれほど怖いことかわかりますよね。 もし、高速道路で加速不良などのトラブルがあった場合はパニックにならずハザードを出しながら路肩へ寄せて停車するのが基本です。

車は加速しなくても惰性でかなりの距離を走ることが可能です。昨今のCVTでエンブレ性能が向上していても、そんなにすぐ止まってしまうことはありません。もっと余裕があればギアをニュートラルにいれていただければ、走行距離が一層延びるので安全に路肩に寄せることができます。これは急減速した場合にも利用できますので覚えておいて損はないと思います。とにかく、車線上に留まる事は危険ですので絶対に避けなければなりません。

次に、無事車を路肩に停車させることが出来れば、車外に颯爽と逃げてください。車内は一番危険です。一般道での路駐とは話が違います。停車車両がいるなんて誰も思ってはいません。 速やかにガードレールの外や山の壁に張り付くなどして出来るだけ車線から離れます。その際に停車車両の後ろ側にいてくださいね。前や横にいると、万が一追突事故が発生した場合に車や部品があなた目掛けて飛んでくる可能性があるからです。

今回の事故は非常に悲しい事故ではありますが、教訓としなければなりません。普段運転しないサンデードライバー、高速道路なんてほとんど乗らない人々、免許取立ての学生たち。車の運転で一瞬でも気を抜くと人生が終わります。 事故やトラブルは起こらないにこしたことはありませんが、もし何か発生した時の対処法を少しでも頭にいれておいてください。それがあなたを助けるのかもしれません。

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