象印のスチーム式加湿器を買ったら、掃除が楽になった!

象印のスチーム式加湿器を買ったら、掃除が楽になった!

かれこれ10台以上の加湿器を使ってきた私が、象印のスチーム式加湿器(RR50)を購入したらその便利さに驚いたので紹介したいと思います。

加湿器の種類

スチーム式(加熱式)

お鍋でお湯を沸かすように、内部で水を沸騰させその蒸気によって加湿するタイプの加湿器です。

メリットとしては

  • 加熱するので雑菌の発生が少ない
  • 加熱蒸気の為、室温が上がる
  • 加湿能力が抜群で、広い部屋に最適

デメリットは

  • お湯を沸かすので電気代が高い
  • 熱い蒸気が出るので子供に注意
  • 蒸気が出るまで時間がかかる

となります。数カ月に一回、釜についたカルシウムを取る必要がありますが、メンテナンスの手間としては他の物と大差ないと思います。

超音波式

超音波で水を振動させ、それによって水滴を作る仕組みの加湿器です。

メリットは

  • 小さいものが多く、コンパクトで安い
  • 電気代も安い
  • 熱くならない

デメリットは

  • 加熱もなく、さらに水滴の粒が大きいので雑菌が乗りやすく、こまめな手入れが必要
  • 水滴が大きく、壁等が湿りやすい

となります。安い製品はこのタイプが多く、おもちゃみたいな物も数多く発売されています。煙の量が多く、加湿している感が出るので結構好きですが、無精者の私がこまめな手入れができるはずもないので今は使用していないタイプです。

気化式

水車のように、円盤状のフィルターが水に当たりながら回転し、それに風を当てて水を蒸発させる仕組みの加湿器です。イメージとしては濡れたタオルをブン回して加湿している感じですね(蛇腹状のフィルターの場合もある)。

メリットは

  • 自然の蒸発で水の粒子が小さく、雑菌が飛びにくい
  • 電気代が安い
  • 熱くならない
  • 多機能なものも多く、自動で加湿調整するものも多くある

デメリットは

  • 風量を多くすると想像以上にうるさい
  • フィルターの異臭や変色があるので、交換する必要がある

となります。ジアイーノやプラズマクラスターで使用していますが、構造上大きなタイプの物が多いです。恐らく、ずっと回しっぱなしであればフィルターの異臭等は発生しにくいと思いますが、一日回さなかったりすると、湿った状態で置いておくことになり生乾きのような雑菌臭がする場合があります。

水なしで回転させて乾燥させるか、ハイターなどで殺菌する(一度発生すると、完全には中々消えない)等の対策が必要です。

ハイブリッド式

最近出てきたタイプで、上記の気化式にヒーターを搭載し、風だけでなく熱でも蒸発させるタイプです。

メリットは

  • 気化式同様、雑菌が飛びにくい
  • 気化式に比べ、加湿性能が高い

デメリットは

  • ヒーターを使うので電気代が上がる
  • 最新のものが多く高い

となります。こちらはまだ使ったことが無く、どれほどの機能があるのか是非体験したいものです。

どの方式でも基本的にメンテナンスが必要

上で紹介した、どの方式を使っても基本的には洗浄などのメンテナンスが必要です。メンテナンスを怠ると、水を受けている部分にカビが生えたり(加熱式ではほぼ無い)、水に含まれるカルシウムが蓄積してガビガビになったりします。

特に、水を入れるところから蒸気を発生させる機構の部分までが経路になっている場合、細い水路や突起物が多く、かなり洗浄しにくくなっています。

超音波式以外はコストに注意

加湿器の中でダントツに電気代が高いのはスチーム式になりますが、見えにくいコストにも注意しましょう。というのも、気化式やハイブリッド式は中に回転するフィルターや蛇腹状のフィルターが入っており、これに雑菌が発生し異臭や変色など目に見えて劣化します。清掃しながら数年使ったことはありますが、衛生面を考えると最低限一年に一回は交換したいところです。

電気代に目が行きがちですが、高くないにせよこちらにもコストがかかることは知っておいていいかと思います。

どれも音はする

静かなモデルが欲しい!という要望が多いようですが、実際のところどのモデルも音はします。スチーム式であれば沸騰しているボコボコやシューという音が、超音波式であれば低いブーンという音、気化式ハイブリッド式であればファンやフィルターが回るゴーっという音など。無音で使いたいのであれば、濡れタオルをかけておくのが一番です。

ただ、各社音に関しては気を使っているようで、静音モードがあったり音を抑えていたりと製品それぞれに違いがあるので、気になる方は店頭で確認するのが無難です。

では、象印RR50型を見ていきましょう。

上記を踏まえて今回チョイスしたのは象印RR50型です。

アマゾンで購入する方が1000円ほど安かったのですが、直ぐに欲しかったので実店舗購入しています。因みに、RR50が3Lタイプで、RR35が2.2Lタイプになっており、給水回数を減らしたい私はRR50を選択しました。金額差は400円程度だったので好みの方を購入されればと思います。

初めに言ってしまおう!最高にお手入れが簡単なのだ!

この機種を購入する最大の決め手。そう!お手入れが簡単なのだ~!というのも、従来の水の経路が多いタイプではなく、ポットのように釜に直接水を入れられるタイプなのです。流石、ポットの象印といったところでしょうか。

これによって重点的に洗えばいいのはこの釜だけとなり、清掃時間は10分の1よりも短くなると思います。特に、邪魔になるような突起物が見当たらないのが素晴らしい。

当然水入れも簡単です。

本来、シンクに置いたり、直接入れるのは良くないらしいですが・・・

持ち運びも楽々ですね!

あと、気が付いた方もいるかもしれませんが、蒸気の通り道である蓋も当然洗えます。ボタン一つでワンタッチで外れますし、上の吹き出し口の網も取り外せるので、湯沸かしポットの清掃と同じように比較的、時間をかけずに綺麗にすることが可能です。

安心の機構

内部には熱湯、上部からは高温(65度程度に調整されている)の蒸気が出るので少しでも安心して使える方が良いですよね。そのため、

  • 蓋にはロックレバーがあり、つまみだけでは開けられない
  • チャイルドロック搭載
  • 転倒時の水漏れを最小限に(全くではない)
  • コードはマグネットタイプ

さすが、長年ポット等を作り続けた企業だけあって、しっかりしています。ただ、蒸気の温度は調整されているとはいえ高温になりますので、小さな子供がいる家庭では一層の注意が必要です。

(フタのロック機構)

(マグネットタイプのコード。実は助けられた経験があります)

嬉しい「入りタイマー」「切タイマー」

この製品、オンとオフだけではないんです。なんと2時間後に勝手に電源が落ちる切タイマーと、6時間後に勝手に電源が入る入りタイマーが搭載されています。

寒さに弱い私は起きる一時間前ぐらいに暖房のタイマーをセットしているのですが、これで起きると乾燥によってのどが痛いことが多いんですね。でも、この入りタイマーをセットしておけば、エアコンと同時ぐらいに加湿器のスイッチが入るので、この喉の痛みも軽減できるのではとワクワクしています。

さらに、製品によっては片方どちらかの設定しかできない場合が多いのですが、こちらの機種は入りタイマーも切タイマーも同時設定が可能になっています。細かい時間設定はできませんが、これだけでも重宝される方は多いのではないでしょうか。

音は?

さて、気になる方も多い音ですが正直なところ結構します(音は動画で)。動画ではマイクの集音機能で音が小さめになっていますが、沸騰している状態で枕元にあると気になると思います。単純に沸騰しているような音だけであればASMRのような感じで安眠できるかもしれませんが、それだけではなくてシューシューという音が小さいながらもするので、気になるレベルだと思います。

音が小さい方が良い方や、お洒落なモデルが欲しい方は選ばない方が吉でしょう。

一度、動かしてから使用しましょう

購入してからいきなり使う人は少ないと思いますが、釜を洗ってから運転させたところ、暫くは独特なにおいが出ていたので、買ってすぐに本番運転はやめて方がいいです。30分程度蒸気を出させていたら、においがかなり減少したので、使用前に30分程度蒸気を出させてにおい抜きをしておいた方が無難ですね。

その他の機能

さすがポットで有名な象印だけあって、マイコン?で機能が多くなっています。高湿、適湿、低湿の湿度モニター(これは%表示の方が良かった)だけでなく、運転モードも3モード、湿度に左右されない連続運転も2モード用意されています。また、湯沸かし音セーブモードや洗浄モードなどもあり、スイッチのオンオフしかできないモデルから買い換えた私にとっては、使いこなせるかいささか不安でもあります。

(地味にうれしいクエン酸の試供品)

なぜ加湿器を買ったのか?

0時に突然水浸し事件!

この師走の忙しい中、しかも夜中の0時にそれは発生しました。ふと、いつも使っている加湿器を見て見ると水に浮いているではありませんか。一瞬夢かと思いましたが、なんと加湿器から水が漏れまくっているんです。

なんとかタオルで給水、洗面器に絞るを繰り返し事なきを得ましたが、コンセントに刺さっている製品が水漏れとは何とも恐ろしい事態でした。

原因は釜の劣化

今回壊れた加湿器はスチーム式の物なんですが、どうやら釜の部分の劣化でパッキンの緩み、釜に穴?などが発生したようです。以前から底の隙間からカルシウムのような物が出てきていたので、おかしいなと思っていたら水漏れしていたんですね。

(分解したら大変なことに)

安い製品だったので仕方ないですが、4~5年で寿命とはちょっと寿命が短かったですね。

まとめ&動画

加湿性能もさることながら、このお手入れの簡単さにひかれ象印のRR50を今回は購入しました。今まではトレーやフィルターを歯ブラシで細かく洗浄していましたが、それをしなくていいと思うとかなりの負担減となります。もし、加湿器は必須だけど手入れは嫌いと思っている方がいれば、こちらの製品も候補に入れてみてはいかがでしょうか。それではこの辺で(^^)/~~~

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました