ローバーミニの革シートをピッカピカにして交換する(運転席編)

ローバーミニの革シートをピッカピカにして交換する(運転席編)

以前、ローバーミニの助手席革シートをピッカピカにして交換しましたが、今回はそれの運転席側をやっていきたいと思います。今回は画像多めで作業がわかりやすいように書いたつもりですので、作業の詳細を知りたい方はこちらの記事ががわかりやすいかと思います。でも、動画で見たほうが早いかもしれません(^_^;)

作業1:アルカリ電解水で汚れを浮かす!

作業としてはアルカリ電解水で汚れを落とし、メラニンスポンジで表面にこびりついた汚れを削り取っていくようなイメージとなります。

このシートは長年のオイル汚れだけでなく、表面にタバコのヤニのようなものも付着しているので、汚れ度合いとしてはかなり強いほうだと思われます。

まずはアルカリ電解水をシートにかけて全体になじませます。私は素手でどんどん広げていっていますが、特殊なトレーニングをしておりますので一般の方はビニール手袋などを使って作業されることをおすすめします。広げずに垂らしてしまうとその部分だけ汚れが落ちてしまい、線模様が入ってしまうので注意しましょう。

一度にシート全部をするのではなく、部分部分で作業をしていきます。感じとしては

  1. 背もたれ部分の左右の出っ張り
  2. 背もたれ上部
  3. 背もたれ下部の半分(ライン三本)
  4. 背もたれ下部の残り(ライン三本)
  5. 背もたれ部分の背面

という感じで、背もたれだけで5分割、座面も同様に5分割、あとはヘッドレストがあるので全部で10~12箇所程度に分けて作業をしています。

ポイントとしてはアルカリ電解水を噴霧したあとにすぐ拭き上げるのではなく、一分ほど待ってから拭き上げたほうが汚れの落ちが良くなります。

作業2:メラニンスポンジで汚れを削り取る

正直なことを言うと、革シートにメラニンスポンジは革自体を痛める恐れがあるのでおすすめできません。特に最近のセミアニリンなどのシットリした革シートには絶対使ってはいけません。ただ、今回は汚れのレベルが強すぎるのと、ローバーミニの革シートは昔ながらの革自体に色が塗装されているタイプの本革シートになっているので、少々なら大丈夫だろうという判断です。

前回、助手席に施工した際は表面の塗装部分が削れて革の色がメラニンスポンジについたことがありましたが、それでも特に斑や違和感なく使えていますので丈夫なシートなんだと思います。メラニンスポンジの仕様に関しては自己責任でお願いしますね。

施工はアルカリ電解水で濡れている部分をただひたすらメラニンスポンジでこすっていくだけの単純作業です。シートの画像で上三本のラインを見ると、かなり綺麗になっていることがわかるかと思います。

本来であればアルカリ電解水だけでも汚れが落ちることが多いのですが、このシートのように蓄積した汚れになるとメラニンスポンジを併用したほうが圧倒的に綺麗になりますし、効率もいいかと思います。

作業3:シートの取付け

綺麗に汚れが落ちたら、今ついている運転席と交換します。この革シートには台座部分の金具がついていないので、取り外したシートから金具だけ移植します。

指で指している金具ね!ローバーミニなのでおそらくインチサイズ(インチ工具で外しました)ですが、JIS規格でも強い力をかけなければなめることなく外せます(おすすめはしません)

シートは前側4つのボルトで止まっているだけなので、動き回ることなく作業ができ非常に簡単です。ただ、私は2本で止まっていると思っていたので一瞬シートが外れずに焦りました(笑)

交換完了!

画像のように交換が完了しました!以前、ローバーミニについていたシートは中央部分が布素材で出来たシートだったんですが、革シートにしたことで格段にホールド力がなくなりました。左右にお尻が滑りやすくなってしまっています。

見た目としてはローバーミニ生誕35周年限定車にふさわしいシートになった訳ですが、機能としてはちょっと・・・と思うところではあります。とは言ってもサーキットを走ったり横Gが大きく掛かるような走りをするわけではないので、暫くはこのままで走って不満が出たときに考えたいと思います。

それではこの辺で(^_^)/~

動画で見る

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