【Panasonic】パナソニック 電気スイッチのバネ交換方法【コスモ】
パナソニックコスモシリーズにありがちな、バネ部分の破損による電気スイッチ不良をDIYで直してみましょう!
同じコスモシリーズでも、世代によって互換性がない場合も
このようなスイッチ、皆さんの家にも使われていませんか?これはパナソニックのコスモシリーズと言う製品で、多くの家庭で使われている電気スイッチとなります。
同じシリーズ名で同じような形をしているので互換性があるように思えますが、実は世代による互換性はほぼありません。実際、画像にあるのが二代前のコスモシリーズですが、今のコスモシリーズワイドのパーツをそのまま取り付けるのは不可能でした(スイッチ丸ごと交換であれば大丈夫ですが、電気工事士を持っていないとできないので不可能とします)
そのため、内部のバネパーツのみを移植することにします。
まずは枠を取り外す
まずはバリバリとスイッチまわりの枠を取り外します。
特にねじ止めもされていませんので、割らないように注意して指の肉を挟むように押し上げて外しましょう。間違っても土台ごと外そうとはしないでくださいね(笑)
スイッチプレートを取り外す
次にスイッチプレートを取り外します。扉を開けるように、左側を軸にして開いてあげると外れます。
因みにこのプレートも最新のものと取り換えることはできません。スイッチに入り込む部分の形状や左側の軸となる部分の形状も全く違っています。
スイッチの表面だけ取り外す
露わになったスイッチの表面の白い部分を取り外します。マイナスドライバーをはめてこじれば、結構簡単に取り外すことが出来ます。因みに、二代前が白色、一代前が黄色、現行が水色になっています。
やっぱりバネが破損していました
画像ではわかりにくいですが、手前部分のバネの根元が左右とも千切れていました。初めは「何か押しにくいな~」から始まり、最終的には「何度も押さないと電気が切り替わらない」という状態になったので、おそらく初めは片方だけの破損で何とか持ちこたえていたのが、両方切れたために押し戻す力がなくなり役目を終えたという事でしょう。
30年間お疲れ様でした。
ドナーとなる現行の電気スイッチからバネを取り出す
こちらが今回のドナーとなる、現行スイッチWT5001です。普通にホームセンターに売っている電気スイッチで、価格も150円程度と修理部品と考えれば安い部類ですよね(スイッチ丸ごと交換で電気工事士に依頼すると工賃等で数千円程度かかります)
先ほどと同様にマイナスドライバを使って、バネを取り出します。
このスイッチはバネ以外使わないので、気兼ねなくこじてやってください。
因みに、白と青では形状やサイズが異なります。青の方が薄い気もしますがどうなんでしょう。因みに横のサイズは同じだと思いますが、縦のサイズが青の方が長く、全く持って互換性はありません。ただ、バネのパーツに関しては変わっていないようなので、この部分のみを移植していきましょう。
新品の方のバネは青いパーツに突起で固定されているので、この突起の先端を削ってバネだけを取り出します。
柔らかいプラスチックなのでカッターで簡単に削り飛ばせます。
そして、白い方に入れたらピッタリ。突起の位置もバッチリです。本来なら固定するのでしょうが、はめ込んだらいい感じで突起に金属が噛んだので、何もしていません。単純に入れただけです。(小さなパーツもプラスチックから一部金属に入れ替わっていたので新しい方に変えました。効果は不明です)
後は逆の手順で戻すだけ
後は逆の手順で戻します。白いパーツには上下の刻印があるので、それを間違わないようにしましょう。
プレートをはめて
枠もはめて完成です。ランプ部の透明パーツがないのは昔からです(笑)
まとめ&動画で見る
電気スイッチはリビングやトイレになると押す回数が非常に多く、こういった故障が出やすい部分です。本来であれば消耗品としてスイッチごと交換になるとは思いますが、150円程度で治るので一度試してみる価値はあるでしょう。手順も難しくないので気になった方は是非ともトライしてみて下さい。それではこの辺で(^^)/~~~
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