車の防犯対策を考える
新車を買ったり盗難率の高い車を所有していると心配なのは車両盗難ですよね。私もプラドを購入してから「盗まれないように」と言われる機会が増えましたし、実際、知り合いの方で120プラドの盗難にあった方がいるので、不安を感じています。
ということで今回は車両盗難から愛車を守る防犯対策について考えていきたいと思います。今回はガレージなどの間接的なものではなく、直接車に対策できるものについてお話していきたいと思います。
車両盗難の種類
国内市場での車両盗難
車両盗難は大きく分けて国内市場で処理するものと、海外に出して処理するものの2つになります。国内市場の場合は大きな窃盗集団というよりかは個人から小集団といった感じで、盗難した車をバラしたりしてオークション等でパーツを販売して利益を得るといった形が多いです。一時期のカスタムカーや改造車が盗難されたのは車両本体が目的ではなく、付いている高価なパーツ目当てで盗まれていることが多いですね。
国外市場での車両盗難
こちらは国際的な犯罪になりますので、突発的な犯行ではなく入念で計画的な、ある程度の規模のある犯罪集団というイメージがあります。各国の需要に応じて盗難する車種や数を決め、車そのものを輸出してしまうプロの窃盗集団と言っていいでしょう。通年でランクルを始めとする悪路走破性が高いSUVが人気ですが、需要に応じて盗難するので時期によって車種が偏るのも特徴かもしれません。
ノーマルだけが対象になるようなイメージがありますが、カリッカリにチューンされていても車両本体が目的なのでお構いなしに盗まれます。
盗難対策
ハード対策
ハード対策とは物理的に車に対策をする方法で、ハンドルロックやタイヤロックなどが挙げられます。対策する側としては取り外しが面倒ですが、そこそこの値段で見た目のインパクトが得られるので抑止力としては高いと思われます。
ソフト対策
各センサーを始めとするセキュリティで、昔のレーダー探知機のようなお手軽警報タイプから、プロが車種や要望に合わせてインストールするタイプまでピンキリになっています。
お手軽警報タイプは単純に振動センサーで音や光が出るもので取り付けも簡単で安くできますが、プロがインストールするものは機会自体を隠したり、バッテリーを切られても駆動できるように別にバッテリーを積んでいたり、さらに発進すらできなくさせるような高度なものまであります。かなりの防犯対策にはなりますが、もちろんのこと効果になってきますので、そこらへんは財布の中身と相談しながら決めればいいと思います。
最後の綱
一説によると、プロの犯行集団に狙われるといかなる防犯対策をしていても、必ず盗難されてしまうと言われています。聞いた話になりますが、ガレージ内の車両にワイヤーを引っ掛けてウインチで引き上げ、車載に乗せて運んでいったということもありますので、100%の対策は正直難しいと言っていいのかもしれません。
そうなると最後に考えなければならないのは盗まれた後の対策です。もし、盗まれた時に車両保険に加入していないと1円も金額が返ってきません。新車で500万円であっても盗難に対する保険に入っていないと0円なのです。
もちろん保険に関しては100%新車時の金額が返ってくることはありませんが、ある程度の金額は返ってくるのでランクルや新車などの盗難される恐れのある車にお乗りの方は考えてもいいと思います。私の場合は一応150プラドでかけられる満額を掛けていますが、購入してから5年近く経ちますのでだいぶ金額は低くなってきました。それでもコンパクトカーの新車ぐらいは買える金額なので、不安であればおすすめします。
正直なところ、盗難されないためにお金をかけるなんて腹立たしいことこの上ないのですが、愛車が危険にさらされることを考えたら仕方ないのかもしれません。窃盗犯と防犯対策は(警察も含めて)いたちごっこなので、出来る限りの対策はしておきたいものです。それではこの辺で(^^)/~~~
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