重ステの車に乗ってみた感想
田舎に住んでいると乗る機会の多い軽トラですが、実はパワステやエアコンが付いていないモデルもまだまだ沢山走っていたりします。
今の方からすると「重ステ=常にハンドルが重い」といったイメージを持たれている方が多いのですが、実際のところ走っている限りはパワステ車とそれほど変化はありません。理由としては
- 重ステが重くなるのは停車時
- パワステも重くなる
ということが考えられます。
1.の場合、停車時は車重が下向きにタイヤにかかっており、地面とタイヤの摩擦が最も強くなっています。しかし、走り出すとタイヤが回転することによってこの摩擦が小さくなるので、さほど力を使うことなくハンドルを回すことができます。
2.の場合、普通の車のパワステは低速時にハンドルを軽く、高速時はある程度抵抗がないと危ないので重くなる設定となっています(レクサスは如実に変化します)。そのため、通常走行時は重ステは軽く、パワステは重くなるので同じぐらいに感じられるわけです。
ただ、止まっている時にハンドルが重くて回せないのは重ステの特徴です。どれぐらい回らないかというと、車重の軽い軽自動車ですら体重をぐっとかければ辛うじて回る程度で、狭いところに入り込んだときのUターンなどは汗をかくぐらいの重労働になってしまいます。とにかく小刻みに車を前後させながらハンドルを切って脱出をするしかありません。
ここまで読むと絶対に重ステの車には乗りたくないという感想が見えてきますが、いいところもあります。それは車の状態を把握しやすいということです。パワステのような倍力装置が間にないので、ハンドル操作に対して車の動きがリニアですし「重ステが重い=パワステであれば負担が大きい」状態になるので、普段パワステの車に乗った際もパワステ機構に負担をかけにくい運転になって機器の寿命を伸ばすことが可能になります。
だからといっても正直、重ステの車なんて乗りたくないというのが私の感想ですが、いつの間にか重ステの車を所有してしまっているので中毒性があるのかもしれません。ある意味、車の状態をよく把握することが出来ると思いますので、もし運転したことがない方は機会があれば運転してみても面白いかもしれませんよ。それではこの辺で(^^)/~~~
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