【コラム】車のナンバーの分類番号の違いとは

車のナンバーの分類番号の違いとは

分類番号って?

自動車のナンバーを見て見ると、県名の横に500とか300とかの数字が書いてあると思います。この数字が分類番号と言って、ナンバーがついている車がどのような用途や目的によって登録されているのかというのを示すものとなっています。

1ナンバー:普通貨物
車両総重量 8t未満
最大積載量 5t未満

4ナンバーサイズのハイエースなどより一回り大きな貨物車に付けられるナンバーで、最近ではハイラックスなどのピックアップトラックの他、排気量の大きい車で荷室の改装によって付けられている物もあります。高速料金が中型になるので割高になったり、一年車検になったりとデメリットもありますが、税金が安くなるメリットが大きいので選ばれる場合があります。

2ナンバー:普通乗合自動車

定員11名以上の普通自動車に付けられます。タクシーなどは乗車人数が少ないので該当しませんが、マイクロバスや路線バスなどがこちらに該当します。

3ナンバー:普通乗用自動車
排気量 2001cc以上
全長 4701mm以上
全幅 1701mm以上
全高 2001mm以上

一般的な車に使われている分類番号です。エンジンが2000cc以下でもボディサイズが上記に該当すれば5ナンバーではなく3ナンバーになります。私が以前乗っていたC35ローレルも2000ccでしたが、ボディサイズによって3ナンバーとなっていました。因みに税金は排気量で決まるので3ナンバーや5ナンバーと言った分類番号で金額は変わりません。

4ナンバー:小型貨物
排気量

2000cc以下

ただし、ディーゼルは制限なし

全長 4700mm以下
全幅 1700mm以下
全高 2000mm以下

他にも貨物の床面積が1平方メートル以上、荷室の間口が縦横800mm以上、座席部分より荷室部分が広い、荷室と座席部分が仕切りや壁で保護されている(最大積載量が500キロ以下は背あて)など要件が多い。この枠ギリギリに作られているのがハイエースやキャラバンになるので、そちらの車をイメージするとわかりやすいかと思います。

5ナンバー:乗用自動車
排気量 2000cc以下
全長 4700mm以下
全幅 1700mm以下
全高 2000mm以下

一般的なコンパクトカーなどが該当。どれか一つでもオーバーすると3ナンバーになるが、税金は排気量によって決まるので特に問題はないです。

6ナンバー:三輪貨物と4ナンバーの補填

かつてあったオート三輪などの三輪貨物自動車に付けられていたナンバー。今も現存する三輪貨物であれば恐らく6ナンバーがついていると思われます。現在では新規の三輪貨物の登録が無いため仮に4ナンバーの枠が一杯になると6ナンバーが使われる仕組みとなっています。

7ナンバー:5ナンバー枠の拡大用

かつて、5ナンバーの数字が二ケタだったころに枠が一杯になり作られたのが7ナンバー。当時は新車購入のステータスとして7ナンバーが羨望のまなざしを受けたこともありましたが、各ナンバーの三桁化やアルファベット併用化によって今後しばらくは登場しないのではないかと思います。

8ナンバー:特殊用途

キャンピングカーや霊柩車、広告宣伝車など特殊用途で使われる車に対して使わるナンバー。昔は税金が安くなる関係から大排気量の車などで宣伝スピーカーを乗せたり、適当にシンクを乗せたりして8ナンバーを取得するのが流行りました。現在は規制も厳しく、さらに節税効果も薄いということで好んで取得する人は少ないかと思います。

因みに覆面を含む警察車両も8ナンバーだったが、いつの間にか普通のナンバーになり判別が難しくなっている。

9ナンバー:大型特殊

クレーンやトレーラーなどの大型特殊自動車に取り付けられます。全長12m以下、全幅2.5m以下、全高3.5m以下など色々規定があるみたいですが、ちょっと調べ切れていません。

0ナンバー:9ナンバーの内、建設用車両

ロードローラーなどの建設に使われる車両に00などのナンバーが付けられています。

以上が各ナンバーに対する分類番号の説明でした。無意識に目にしていることはあると思いますが、良かったら一度探してみてはいかがでしょうか。あの車は実は・・・見たいな発見があるかもしれません。それではこの辺で(^^)/~~~

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