【数字だけじゃない!】エンジン性能曲線で見る150プラドのパワーアップ
悲しいこと?に私が乗っている150プラドのディーゼルエンジンが、後期型のマイナーチェンジでパワーアップしてしまいました。これは単なる最高トルクや最高出力だけのアップなのか?それとも乗り味に関係する良い性能アップなのか?グラフから読み取ってみましょう。
150プラド中期VS150プラド後期(UP後)
上が中期、下がパワーアップ後の後期ディーゼルエンジンを示しています。
まずは、単純に数値の変化を見てみましょう。
- 最大トルク:450Nm→500Nm:回転1600-2400 → 1600-2800
- 最大出力:130kW(176ps)→150kW(203ps):回転3400 → 3000-3400
となりました。
まず、最大トルクですが50Nmのアップという事で排気量にすると500ccの増加、約5000ccクラスのエンジンと同じぐらいの高トルクとなりました。また、最大トルクの回転数も400回転ほど多くなり、最大出力と相まって、登攀能力、牽引能力、加速能力共に大きく改善されていると思われます。
また、最大出力もパワーアップしました。もともと150プラドは決してパワーがある車ではなかったのでこの変化は体感できるのではないでしょうか。例えば
- ハイパワー車:253ps→280ps(約11%UP)
- 150プラド:176ps→203ps(約約15%UP)
となり、割合としても大きな変化と思います。さらに、最大出力に関しても点ではなく3000~3400回転とフラットな出力になったこと、最大トルクと最大出力の発揮回転数に違いが少なくなったことから、町乗りから高速道路まで幅広く気持ちよく走れる車になっていると思います。
まとめ
実は、比較するまではそんなに大きな違いではないと思っていました。トルクに関しても出力に関しても、エンジンを回して乗るような車でもないし関係ないだろうと。しかし、いざ比較してみるとそれはいい意味で裏切られました。
海外でもパワー不足などと言われていたようですが、単純に数値を改善するだけでなくしっかりと150プラドの使用用途等を考え、それに合わせて使いやすいように正しく改善をしてくれたようです。実際に乗り比べたわけではありませんが、そのパワーアップした後期エンジン。めっちゃ良さそうですよ!!
それではこの辺で(^^)/~~~
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