【150プラド】新車から5年乗って思うこと

【150プラド】新車から5年乗って思うこと

私が150プラドのディーゼルを購入して早5年が経ちました。私個人としてはまだ3年ぐらいの感覚でいるのですが、せっかくの節目ということで5年乗ったユーザーから見る150プラドの良い所、悪い所、そしてもう一度150プラドを購入するならどうする?ということについて書いてみたいと思います。

150プラドの良い所

安心安全

安心安全に関してはブランド的な要素と車のつくりとしての要素の二つが考えられます。
まずブランド的な要素ですが、プラドは世界一信頼されているといっても過言ではない「ランクルブランド」の一員として世界中で販売されている車です。すなわち、トヨタのアイコン的ブランドとして世界中のユーザーの厳しい目を持って評価される車であり、悪路走破性という部分だけでなく、壊れにくさ快適さなど車としての基本的な部分においても高いレベルが求められていると考えられます。そういった状況でも着実に実績を重ねており、その耐久性や信頼性において安心して乗り続けられる車の一つだと思われます。

次に車のつくりとしての要素ですが、一度150プラドに試乗されるとその堅牢さ全体的な硬さのようなものを感じられるかと思います。150プラドはトラックと同じラダーフレーム構造を採用し、耐衝撃性、高耐久といった普通のオンロードを走るには少々オーバースペックに感じるようなつくりを採用しています。プラドにとってはちょっとした事故でも、クラッシャブルボディを持つ最近の車にとっては大きなダメージになっている場合もありますよね(クラッシャブルボディはそれが正解だけどね)

また、上記に加えて車高の高さもポイントとなってきます。普通の車高の車であればぶつかる部分も同じですが、普通の車とプラドのような車ですとプラドの下側に普通の車がぶつかる形となり事故時の衝撃が乗員に伝わり難いメリットがありより安全性が高まります(横転のリスクはある)。特に私自身、過去に愛車のローレルやフォレスターを事故によって廃車にさせられているので、安心安全な車の大切さというのを人一倍痛切に感じており、150プラドを購入する際もこの部分に関しては譲れない命題でした。今では私自身だけでなく妻や子どもを守る必要もありますが、150プラドは十分にその役目を果たしてくれていると感じています。

運転が楽

150プラドは車高の高さからも分かるように乗車位置が高く、道路の状況が把握しやすいので、より広い範囲での先読み運転が可能になり結果として疲れない運転が出来ます。最近ではボーっと運転している人も多いような気がしますが、前方も後方も3台程度先まで把握して運転していると、変な動きの車を事前に察知できたり、自分がどのように動いたほうがスムーズに走れるかを考えられるので運転に対するストレスを軽減できると思います。

また、150プラドはそのサイズから「大きくて運転しずらそう」というイメージが強いのですが、これが乗ってみると絶妙なサイズなんです。もちろん馴れるまで一週間程度かかりますが、最近の車のように丸みを帯びていないので角がつかみやすく、あっという間に自分の手中に入ると思います。

私自身、始めは「大きいな~」と感じましたが、1・2週間で「もっとでかくても大丈夫かも」なんて思ったので間違いないでしょう。ただ、大き目の車に乗りたかった私としては若干寂しい思いをしています(笑)。ちなみに、これよりも横幅の大きい本家ランクルになると個人的に自分の範疇からはみ出る気がしています。実際に同じような幅の車を運転したことがあるのですが、残念ながらプラドのような感覚では運転できなかったので、車幅の広くない日本で乗るのであればプラドぐらいのサイズが限界ではないかと思います。

あと、ディーゼルの150プラドは非常にトルクフルな車ですので、荷物をたくさん積んだり、人を大勢乗せたり、登坂したりといった際にも力強く走ってくれます。ランドクルーザーという名前が付いているようにクルージングするような感じで長距離を走ってくと非常に快適に目的地まで到着することが出来ます。

ランニングコストが少ない

150プラドサイズの車に乗っていると維持費が大変でしょ?という意見を多く聞くのですが、一概にそういうことは無いと思います。というのもディーゼルであればレギュラーガソリンよりも安い軽油で走りますし、燃費に関してもこのサイズでリッター10キロを切った事が無い優秀っぷりです。もちろん最近のハイブリッドには敵いませんが、NV200といった商用車と同程度の燃費なので昔のアメ車のようなリッター数キロということは全くありません。

また、タイヤ等のコストもいわれますが新車時についていたタイヤが38000キロ、5年使えたので普通車と比べると長寿命かと思います。その結果、タイヤ一本の値段は高くてもトータルコストを考えるとさほど大きな差にはならないでしょう。

ただ、一つ厄介なコストがあるとすれば一年に一度やってくる自動車税でしょうか。これに関しては2800ccの排気量にかかってきますので決して安くはありません(税金何とかしてよ)。私が購入した際はエコカー減税の関係で自動車税が一年目は0円、確か二年目も割引が合ったと思いますが現在はどうでしょうか?人によってはローン等で購入される方もいると思うので個人の主観という部分が強いですが、私の中では非常にコスパが高く、満足感の高い車だと思っています。

150プラドの残念なところ

死角が多い

これは150プラドに限った話ではなく、この手のクロカン四駆であれば多かれ少なかれ感じる部分だと思いますが、太いAピラーと大きなドアミラーのお陰で左前方であったり右前の一部が死角になってしまいます。子どもが隠れてしまうだけでなく、側道から出る際や合流などの際にも、車が来ていないかを覗き込む必要が出てくるので、もう少し何とかして欲しかった部分の一つです。

また、リアの死角も非常に大きいです。150プラドのリアガラスは決して小さくは無いですが、しり上がりの形状か見えない部分が大きいように感じます。イメージするとすれば、あおり運転の軽自動車(トールワゴンではない)がいると、そいつの存在が見えなくなるぐらい大きな死角だと思います。バック自体にはバックモニターが必要でなくても、安全確認のために必要になりますので、是非ともつけてくださいね。

発進が遅い

購入前から分かっていたのですが、発進がゆったりしています。さらにいうとBFGoodrichのタイヤを履かせてからもっと遅くなってしまいました。ただ、それをデメリットと感じるのはもったいない事です。重量級のラダーフレームを持つクロカン四駆で、瞬発力には分が悪いディーゼルですが、逆に「らしさ」として乗ると、存分に分厚いトルクを楽しめると思います。この車はちょろちょろ走るような運転が似合う車ではないので、是非ともどっしり構えてゆったりと運転していただければと思います。

とは言っても、もうちょっと走ってくれないかな~なんて感じますが後期型のMCしたモデル「150プラドがマイナーチェンジでパワーアップ!」だとタービンサイズが大きくなっておりパワーもだいぶアップしていますので、そちらを選んでいただけると満足度が高いかもしれません。ともあれ、購入前に一度試乗していただき自分の感覚とのギャップを把握しておくことをお勧めします。

駐車場がない

運転していくと大きさを感じなくなる150プラドですが、現在販売されている車の中では大きい部類の車になります。そのため、このサイズの車が入る立体駐車場を探すのがちょっと面倒に感じるかもしれません。私のように田舎に住んでいれば立体駐車場に停める事の方が少ないので困ることはあまりありませんが、都会のほうに出ると立体駐車場の割合が高く、停められる駐車場がかなり絞られます。

よく見る制限は高さ制限だと思いますが、実は駐車場によっては規格が古いのか幅の制限や重さの制限など150プラドにとっては足かせのような制限がたくさん付いてきます。そのため、私が都会に出る場合は事前に停められそうな駐車場をピックアップしてから出かけています。面倒ですが、都市部で駐車場を探しながらウロウロするよりはマシですからね(汗)ただ、最近では大きな車が停められる駐車場も増えていますし、立体ではない時間貸し駐車場も沢山あるのでどんどん苦労しなくなると思います。

このような感じで150プラドの良い所、悪い所について書いてきましたが、5年も乗っていると目新しい良い所も悪い所もありませんね。私は「忘れてしまう=重要でないこと」と思っているので、他にもいい点、悪い点があるとは思いますが、普段思っているのは今回記事にした内容ぐらいだと思います。

もう一度150プラドを買うならどんなグレード&オプションを選ぶ?

私の150プラドは中期型のディーゼルで、寂しい懐事情からディーゼルでは一番下のTXグレードというものを購入しております。つけた主要なオプションは

  • LEDヘッドランプ(TX中期はハロゲンランプ)
  • ルーフレール
  • サンバイザー

だけで、後はETC、ドラレコやフロアマットなど付随的な物ぐらいです。カーナビやバックモニターも前車からの持込で、ほとんど素の状態で買ったといっても過言ではありません。本来ならそんな状態で車を購入すると「あのオプションつければ良かった」「上のグレードが良かった」と少なからず思いますが、150プラドの購入に関してはそういった不満や後悔が全く生れず、恐らく私がもう一度150プラドを購入するとしても間違いなくディーゼルのTXグレードを選択すると思います。

ただ、今になって欲しいオプションが一つだけあります。当時選択できたかどうかは記憶に定かではありませんが、シートヒーターが欲しいですね。シートヒーターを体験するまでは必要ないと思っていたのですが、一度体験するともう駄目です。車内が寒くてもすぐに体が温まりだし、いい感じになった頃にはエアコンで車内も快適な温度になっているという人を駄目にする装備です。最近はハンドルヒーターなどもあるようで、ちょっとうらやましく思ったりしています。

リセールは気にしないスタイル

150プラドについて検索してみると1にリセール、2にリセールという記事が沢山出てきます。もちろんリセールが高いのはいいことですし、全く興味がないかといえば嘘になります。ただ、私が車を購入する基準は、新車も中古車も自分がずっと乗っていられるかを基準で購入していますので正直言うとリセールは全く考えていません。だからこそ荷台に砂利や砂の袋を乗せたり、木材積んだり、ベッドキットを自作したりと傷や汚れを気にせず使っていますし、ガンガン走っていくことが出来ます。リセールは車の色やオプションなどにも関わってくるのですが、150プラドのリセールを高めるのは

  1. ボディ色は白かブラック
  2. 内装色はフラクセン(ベージュ)
  3. サンルーフ

の三点セットといわれています。もちろん、それが気に入っているのであれば選択してOKですがリセールが高いからとそれらを選ぶのはちょっと違っているような気もします(人それぞれ価値観が違うから無しとは言いません)。私の場合、車を相棒のように考えているので特にそんな気持ちが強いのかもしれませんね。

このような感じで今回は150プラドのディーゼルを5年乗ってみて感じたこと思ったことを書かせていただきました。購入するときは安い価格帯の車ではありませんし、年収よりも高い車ということでかなり悩みましたが、今ではかなり満足度の高いいい買い物だったと思います。そして、これからEV化の波が来たとしてもずっと乗って生きたいと思える車の一台ですね。もし気になった方は是非とも試乗等していただいて、そのよさを感じていただければと思います。それではこの辺で(^^)/~~~

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