エンジンオイルの乳化とは?

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エンジンオイルの乳化とは?

車のエンジンオイルなどに水が混入すると水とオイルが混ざって乳化という現象が起きます。色としてはコーヒー牛乳のような色に変わってしまうわけですが、ちょっと変だなと思いませんか?なぜなら水と油は混ざらないから。本来混ざらないはずのオイルと水が何故混ざって乳化してしまうのか。それについて説明したいと思います。

そもそも水と油は混ざらない

皆さんも御存知の通り、水と油は混ざりません。試しにコップに水を入れてそこにサラダ油を投入すると完全に分離してしまうはずです。

分離

ただ、これを混ぜる方法があるんですね。

水と油が混ざると乳化する

この本来混ざらない水と油を混ぜるのに使うのが、界面活性剤というものです。水と油の境目に作用して仲を取り持つ良い奴とでも思ってください。これによって水と油が混ざり、白っぽく濁るので乳化とよばれるわけですね。

試しに先程の水に油を注いだコップに食器用洗剤を投入してみましょう。よく混ざるようにかき混ぜてあげると・・・

乳化

白く濁る乳化がおきました。この現象は、マヨネーズやお肌に塗る乳液、ボディーソープなど様々なところで活用されています。ギトギト油のフライパンを食器用洗剤で洗った時に、どことなく白く濁った液体が出るのはこの為なんですね。

エンジンオイルは乳化するように作られている

上記の話からわかるように乳化するためには、水と油を取り持つ物質を入れる必要が出てきます。すなわち、エンジンオイルが乳化するということは「わざと」乳化するように作っているということなのです。

なぜわざわざこの様な作りをしているかというと、潤滑性能を過度に下げないため。エンジン内には水が一切入らないイメージがありますが、実際はガソリンを燃やすことで発生する水蒸気などから水の混入は避けられないのです。もし、その水とオイルが混ざらないとオイルの部分の潤滑には問題がありませんが、水の部分は十分な潤滑性能が得られず機器を破損してしまう恐れがあります。それを避けるためにわざとオイルと水を混ざるようにして、全体的に潤滑性能を維持しようという考えなんですね。

エンジンオイルの乳化を防ぐには?

はっきり言ってエンジンオイルに水分が混入するのは避けられませんが、できれば乳化させずに乗りたいものです。エンジンオイルに水が混入する大きな原因としては

  • 冬場の結露
  • ちょい乗り

の2つがあります。そして、この2つを一気に解決するのはしっかりエンジンの温度が上がり、エンジンオイルもアツアツになるまで走るということです。エンジン内部に水分が入るのは避けられませんが、エンジンオイルの温度が高くなると、溶けた水分は当然蒸発して排出されます。そうすればエンジンオイルの乳化も解消され、通常の状態に戻るわけですね(劣化するので定期交換するわけです)。

 

特にちょい乗りに関しては、エンジンオイルの温度が上がりきる前にエンジンを切ってしまうことが多く、オイルゲージやオイルフィラーキャップの裏に乳化したオイルが付いている場合もあるぐらい(経験あり)そのため、近場の買い物や子供の送迎だけに使っているような場合は、週に一回ぐらいある程度の距離を乗ってあげてしっかりエンジンを回すだけでも車にとっていい状態に変わりますよ(他の部分にとってもいい効果がある)。

まとめ

特に水没したりとかでなければ、オイルの乳化自体は気にしなくても大丈夫かと思います。ただ、オイルフィラーキャップに乳化したオイルが付くなど重度の場合は、交換まで距離があっても早めのオイル交換をおすすめします。特にちょい乗りは車にとってシビアコンディションなので、大切に長く乗るためにもオイル管理をしっかりしておきましょう。それではこの辺で(^_^)/~

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