ローバーミニのオイル交換

ローバーミニのオイル交換

今回はローバーミニのオイル交換をしていこうと思います。実は、このローバーミニを購入したときの目的の中に「できる整備はなるべく自分でする」というテーマを決めていたのでそれを実行する形なのですが、何を隠そう生まれてはじめてのオイル交換となります。いきなり始めるのはあまりにも不安なので下調べ&整備工場のアドバイスを事前に得てからの作業となります。

オイル交換にあたって購入したもの

今までオイル交換をしたことがないので、当然のことながら道具がありません。今回はモノタロウとホームセンターをメインに購入いたしました。

  1. モノタロウ オイルトレイ簡易版
  2. 古河薬品工業 オイルジョッキ5L
  3. モノタロウ オイルフィルターレンチ
  4. モノタロウ オイル処理ボックス
  5. ホームセンター 24mmソケット

となります。ローバーミニはエンジンオイルとミッションオイルを共用している関係でオイル量が5L近く入ります。そのため、使う工具もそれに合わせたものにしています。

4のオイル処理ボックスは廃油をこれに染み込ませれば燃えるゴミとして捨てられる優れもの。5の24mmソケットはオイルドレンボルトを外すために購入しました。

オイル交換の手順
オイルドレンボルトを外してオイルを抜く

実は下の画像の前にちょっとしたトラブルがありました。というのも私のローバーミニはオイルパンを保護するためにオイルパンガードというものがついています(画像の網)。そのガードによって地上高が下がっているため、オイルトレイが引っかかってしまい真下に滑り込ませることができません。結局、少しばかり斜めにして事なきを得ましたが、さらに車高を下げているとジャッキアップ等の対策が必要になりそうです。

オイルドレン

画像の中心にあるボルトがオイルドレンボルトです。これに24mmのソケットをはめて、エイヤッと回すとすぐに緩みます。緩めたあとは工具ではなく手で押さえつけながら回し、最後はボルトとワッシャーをトレーの中に落とさないように外せば汚れることなく作業することができます。

※注意する点としては緩めた勢いで上部の鉄板に手をぶつけると、鉄板が切りっぱなしのような状態のため負傷します(負傷した)。

抜けるオイル

オイルドレンボルトをフキフキ

ドレンボルトを拭く

オイルが抜けきるまで時間がかかりますので、その間にオイルドレンボルトをキレイにしておきます。古いオイルだけでなく、先端のマグネットについた鉄粉も同時に撤去しておきましょう。本来はワッシャーも交換するのですが、ローバーミニのワッシャーは銅製でなかなか変形しないので、今回は再利用することにします。

オイルエレメントを外す

エレメントを外す

ある程度オイルが抜けたらオイルエレメントも外します。今回は挟み込んで外すタイプのオイルフィルターレンチを使用しましたが、これがなかなかの曲者です。というのもエレメントの表面を歯が滑ってなかなか外れてくれないのです。結局、缶が変形するぐらいの力で挟み込んでやっと外すことができました。正直、壊すんじゃないかとヒヤヒヤしましたね。

事件発生

このあと新しいエレメントを取り付けようとしたのですが、全く入りません。入れても入れても、どれだけ回しても回してもスコッと外れてしまいます。もしかして何かやってはいけないことをしてしまったのでは?と思いながら整備工場に聞いてみるとなんと製品間違い。どうやらローバーミニのオイルエレメントは二種類あるらしく、今回私が購入したほうがネジ穴が大きいタイプのようで噛み合わずに外れてきていたようです。

オイルドレンボルトを締める

気を取り直してオイルドレンボルトを締めます。ここで力いっぱい締めてしまうと、オイルパンがアルミ製なのでネジ穴をなめてしまい大事になってしまいますので、体重をかけずに手だけの力でギュッと締めておきます。仮のあとから漏れてきたとしても増し締めすれば問題ないので大丈夫です。

今回はこの時点でエレメントが届くまで作業を中断しました。

オイルエレメントを取り付ける

新しいエレメントが届いたので、取り付けていきたいと思います。

エレメントにオイルを

新しいエレメンを取り付ける前に、オイルエレメントのパッキンに新しいオイルを塗布しておきます。密着のためか理由はよくわかりません。

塗布し終わったらエレメントを取り付けていきます。取り付けに関しては工具を使わず手で締めていきます。

エレメント取付

パッキンが密着してから3/4とか色々言われていますが、手で回るところまでぐっと回すとそれぐらい回っています。今までの黒いエレメントより、今回の白のエレメントの方がどことなくかっこいい気がします。グリルの間からも見えるので、ちょっとしたアクセントですね。

オイルを入れる

今回用意したのはValvoline VR1 20W-50というオイルです。(上の画像はamazonリンクですが、購入はホームセンターのほうが安いと思います。)

旧車向けの20W-50という硬めのオイルですが、なければ10w-40などでもOKなようです。これは一本0.946Lなのでとりあえず4本入れてみて微調整することとします。

オイルを入れる

缶入りではなく、0.946Lずつボトルに入っているので結局オイルジョッキは使わずに直接入れることにしました。はじめの入れるタイミングだけ気をつければ特に漏れることなく入れられると思います。ただ、ミニの場合はオイルが下がっていくのが遅いので勢いよく入れてしまうと、注ぎ口からオイルが溢れることになります。私は一度だけ表面張力で助けられました。

オイルがきちんと下がるまで時間がかかるので、暫く放置してからオイルゲージで確認するとまだMINに到達していなかったので、結局もう一本追加で入れました。0.946×5=4.73Lなので、エレメント交換を考えるとまだ入ります。

ここで一度エンジンを掛け、オイルを全体に行き渡らせます。ある程度アイドリングさせたらもう一度オイルゲージで確認をして、さらに調整をします。渡しの場合はまだMINギリギリだったので6本目を少しだけ追加投入し、最終的にはMINとMAXの真ん中よりちょっと多いぐらいに仕上がりました。

オイル量

まとめ

実際に自分の手でやってみて作業自体は難しくないものの、結構時間と手間がかかるなと感じました。まだローバーミニはジャッキアップすらすることなく簡単にオイル交換できましたが、他の車ではジャッキアップが必要になってくるかと思いますのでもう少しハードルは上がるかもしれませんね。

特にオイル管理は車にとっては非常に大切な部分ということもあり、かなり緊張しながらの作業でしたが、次からはもう少し余裕を持って楽しく作業が出来るかなと思います。もし、チャレンジしたいなと感じた方は是非ともやっていただきたいですが、勢いでやるのではなく下調べやプロのアドバイスなど、ある程度自分の中でイメージが出来てから作業をされたほうが失敗も少なくなり、作業にも余裕が出るのではないでしょうか。それではこの辺で(^_^)/~

 

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