【コラム】デジタルアウターミラーのメリットデメリットとは

デジタルアウターミラーのメリットデメリットとは

デジタルアウターミラーって

以前、YouTubeの動画では「ドアミラーがなくなる」という話で取り上げたことがあるデジタルアウターミラーですが、当時はレクサスの最上位セダンLSに搭載される予定だったわけですが、少し前にレクサスから登場したESにオプションとして搭載されています。

このデジタルアウターミラーとは物理的に車外に飛び出しているドアミラーの代わりにカメラを搭載し、車内ではそのカメラの映像をAピラーに付けられているモニターで確認することでミラーの代わりにする機構です。

LSに設定される時は完全にミラーが無くなってしまうデザインになっていましたが、ESの場合はミラー部が細いカメラとして飛び出すようなデザインが採用されていました。わかりやすいのは顔文字の┐(´д`)┌のような感じでしょうか。もうちょっとGTミラーのようなデザインにならなかったのかと思いますね。

デジタルアウターミラーのメリット
雨天の見やすさ

雨天時に普通のドアミラーではガラスとミラーに付いた水滴でかなり見にくくなってしまいますが、このデジタルアウターミラーであればカメラの映像をAピラー根本のモニターに映し出すので綺麗に映ると言われています。ただ、バックモニターなど小さな水滴で視界が遮られることもあるので、どれほど雨天時の視界が確保されているのか疑問な部分もあります。

デザインの自由度

今回のESでは残念ながらドアミラーを完全になくしてしまうことができませんでしたが、将来的にドアミラーがなくなった場合にすっとした綺麗なデザインを実現することが可能になります。今までドアミラーを見てきた人間にとっては、ドアミラーの突起がないほうが違和感を感じますが、ドアミラーがないからこそできるデザインもあるのではないでしょうか。

風切り音の低減

車体から出っ張るドアミラーが無くなることで、このドアミラーから発せられる風切り音がなくなります。最近の車はよく計算されているのでドアミラーからの風切り音はかなり静かになりましたが、それでもあるとないとでは違いが出てくると思います。

デジタルアウターミラーのデメリット
破損時の修理費の高さ

ESを購入してデジタルアウターミラーのオプションを選ぶ方は特に修理費などは考えないと思いますが、今まで噂されていたカメラ部の突起がまったくない状態のものとは異なり、ドアミラーと同じぐらいの張り出しがあるので接触して破損する可能性も低くないと思います。ドアミラーウインカーでさえ破損時の修理費が結構掛かるのに、最新の機能を詰め込んだデジタルアウターミラーを破損した場合はいくらになるのか想像も付きません。

故障のリスク

ドアミラーでも破損する場合があるので、特に故障率が高いとは考えていません。しかし普通のミラーであれば電動格納が故障したり、ミラーの調整機能が故障してもなんとか最低限の機能を担保できますが、デジタルアウターミラーの故障はカメラが映らなくなった、モニターが点かないなど機能自体を完全にストップしてしまう故障が考えられます。そうなった時はやはり物理的ミラーのほうが安全に帰路につけるのではないかと思われます。

ボディ接触の可能性

これは完全に出っ張りがなくなったカメラの場合ですが、ドアミラーというのはある意味で車幅のセンサーの役目も果たしています。本来であれば車のボディ自体があたってしまうところをドアミラーがあったがために、ドアミラーの破損だけで済んだという話もあるので、この出っ張りがなくなると直接ボディにダメージを与えてしまう人が出てくる可能性もあります。

まとめ

色々書きましたが、まだ過渡期の技術のためこれから様々な車に搭載されることでどんどん洗練され、もっとカッコよくもっと使い勝手のいいものになっていくことでしょう。私が実際にESのデジタルアウターミラーを体験した時(ESのレビュー動画に載っています)はお世辞にも使いやすい、見やすいなどは思わなかったので是非とも今後の改善に期待しています。それではこの辺で(^^)/~~~

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コメント

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