動画で見る?
本当は簡単に付きません
私の動画では簡単にタイプ1系(今回はバン)のグリルに変更していますが、実は簡単に付けられるものではありません。というのも、タイプ1以外のローバーミニのグリルは一回り大きくなっており、ボンネット側にもグリルの上部がついています。しかも、このグリル上部を取り付けるために突起の様なものがずっとあるんですね。
なので、本来はその突起をカットし、板金作業をしてからでないとこのタイプのグリルを取り付けることはできません。私のローバーミニが偶然タイプ1仕様になっていただけなのでご注意ください。
使いにくかったグリル
なぜタイプ1系のグリルを探していたか。それは今ついているグリルがとっても使いにくかったからです。というのもタイプ1仕様に変更されたボンネットに無理やり大きくなったグリルを装着しているので、グリル上部のパーツが取り付けられないんですよね。そのため、グリル本体に上部のパーツをカシメてあったんです。
ただ、これが結構な曲者で、ボンネットを閉めると上部のパーツを噛んでしまう。そのため、ボンネットを閉める時は一度ワンタッチグリルを外し、ボンネットを閉め、そしてグリルを閉めるという二度手間になっていたのです。しかも、私のローバーミニはステッパーモーターの調子が悪くボンネットを開けることが多いので、毎回毎回なんとかならないかな~なんて思っていたんです。
見つけたのはバングリル
いざグリルを変えようと思っても、タイプ1グリルは想像以上にお値段がします。なんとかならないかな~と整備工場に話してみるとFRPでできたバングリルがあるということでお安く譲っていただきました。私のローバーミニはピカピカな車ではないので、どちらかというとバングリルの方が・・・なんて思っていたので最高のタイミングでしたね。
塗装
ローバーミニはフロントの多くをグリルが占めています。すなわち、このグリルの塗装如何によってイメージががらりと変わるはずなんです。サーフェーサ-仕上げにしてラットスタイルにするのか、無難なボディ色にするのか、ちょっと濃い目のグレーにして差別化を図るのか、いろいろ考えているとチッピング塗装という物があることに気が付きます。
本来はシャシー裏などに吹くための塗料なのですが、表面がいい感じにシボシボになりますし素人が塗っても斑になりにくいということで決めました。
手順としてはまず染Qのミッチャクロンを噴いて、その後にラバーチッピング塗装を数回する手順です。正直な所、こんな大きなものを塗装するのは初めてなので、どこからどうやって塗っていけばいいのかとっても悩みました。
黒のラバーチッピングは非常に隠ぺい力が強く塗りやすかったですが、他の色を選んでいたら失敗していたかもしれません。
ネジ探しの旅
私のローバーミニにはワンタッチグリルがついています。今回のバングリルもこれを流用するのですが、残念なことに今の状態だと奥に入りすぎてしまいます。
それを防ぐためにボルトに適当なナットを入れかさましを図ろうとしたのですが、これが沼の始まりでした。ボルトの直径を図ると8mmだったので標準的なM8ナットを購入したのですが入らない、イギリス車だからユニファイかと思い5/16インチのナットを購入するも入らない、ピッチの存在を知りピッチを図ってから細目のM8を購入するも入らない、挙句の果てに5/16の細目は売っていないということで結局M10ナットをスペーサーとし、ワッシャーとゴムワッシャーで調整することにしました。
結果
結果としては大満足!想像以上にカッコいい車に仕上がりました。ギラギラした感じでは無く、マットな落ち着いた感じになったのでお気に入りです。チッピング塗装はシボの関係か材質が鉄のように見えるのでこれも功を奏したと思われます。なにはともあれ、完成してよかったよかった。
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