【試乗】レクサスES(デジタルアウターミラー初体験)
今回はレクサスGSの後継と噂されるレクサスESに試乗してきました。一応、わずかながら動かしましたが走りなどを判断できるほどドライブしていないので、走りに関してのレビューは今回は無しにしておきます。
エクステリア
GSは何度も運転したことがあるので見慣れていますが、ESはそれに比べて非常に大きさを感じました。
長さ | 幅 | 高さ | |
GS | 4880 | 1840 | 1455 |
ES | 4975 | 1865 | 1445 |
LS | 5235 | 1900 | 1450 |
それもそのはず、今回のESはGSよりも一回りも長く大きくなっています。LSに関しては別格のサイズですがGSと比べてよりワイドアンドローが強調され、走りや安定感を表現するのに一役買っていますね。
さて、このESはGSのようなスペシャリティセダンが今まで採用してきたFR駆動をやめFF駆動となっています(カムリと同じかな)。FF駆動というとキャビンが広く取れる反面、ボンネットが短くなりいわゆるFFらしいちょっとずんぐりしたデザインになりがちですが、今回のESは大きなボディサイズとAピラーの位置からFFらしさを感じにくいデザインになっています。
また、バンパーからフェンダーへ広がるようなデザインやトランクへ流れるようなクーペスタイルもFFらしさを消している要因となっているのではないでしょうか。特にFF、FRという駆動形式へのこだわりが無いのであればデザイン買いもありかもしれません。
インテリア
内装はレクサスらしい統一され、落ち着いたものになっています。革の手触りや質感はGSやRX同様に気持ちが良く、座り心地も快適。また、車内の広さはFF駆動&GSよりも大きくなったサイズによってとっても広々で、特に後席の広さは抜群に広く、もしかするとLSよりも広いのではという話でした。
そしてなんといってもESはレクサスブランドの高級車、この車も要らないぐらいオプションが付いています。全席シートヒーターにサンシェード(小窓にまで付いてる)、さらにたったの23万円でマークレビンソンのサラウンドシステムも付いてきます。マークレビンソンというと昔からトヨタの高級車に採用され、レクサスによってなくなってしまったセルシオにも採用されていたので、ちょっと懐かしくなってしまいました。
デジタルアウターミラー
デジタルアウターミラーの実物は今回が初めてでしたが、話題になるほど見やすいものではありませんでした。Aピラー付け根にモニターが取り付けられていますが、液晶の画質も高いわけではなく、さらに光の角度によってはモニター自体も見えにくくなるのでフードをつけるなどの対策は今後必要になってくるかもしれません。また、デジタルアウターミラーはドアミラーがなくなってデザインの自由度が増すという話題もありましたが、実際はドアミラーの変わりに細いカメラが同じぐらい飛び出すので、逆に存在感のあるドアミラーがあったほうが車としてのデザインは自然になるような気がします。
今回のESはほぼフルオプションのような車だったので、セレナ等についているデジタルインナーミラーも付いていましたが、全てのミラーをモニター化すると30万円以上かかるので価格表を見ないお金持ち以外は選択肢にすら上がらない気がします。
エンジン
このESには横置き直四エンジン+HVというシステムが積まれており、トヨタから販売されているカムリと同じものとなっています。実際乗ってみた感じでは非常に静かでそこはレクサスという感じですが、エンジンを気にする人からすると高級車なのに横置き4気筒か~なんて思う人がいるかもしれません。
このような感じで今回はESの試乗について書かせていただきました。FR&排気量のあるエンジンという従来の高級セダンのイメージからFF&横置き四気筒エンジンと大きく脱却した車ですが新しい一手となるのでしょうか。個人的にはカムリと同じように見てしまうのでどうしても利益率高そう・・・なんて事を考えてしまいますが、車以外のサービスの部分、そして車自体も高級感を出すために色々作りこまれていますので気になった方は実車を見に行ってその良さを体感していただければと思います。それではこの辺で(^^)/~~~
スペック
エンジン | エンジン:178PS 22.5kgf・m モーター:120PS 20.6kgf・m システム最高出力:218PS |
全長 | 4,975mm |
全幅 | 1,865mm |
全高 | 1,445mm |
車重 | 1,680-1,730㎏ |
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