【150プラド】荷室にオリジナルの低床ベッドキットを作る【DIY】

【150プラド】荷室にオリジナルの低床ベッドキットを作る【DIY】

150プラドの数少ない残念ポイント。それは5人乗りだとセカンドシートとラゲッジスペースがフラットにならない所です。

段差

これがあるために車中泊をするにしても段差の解消がハードルとなって寝床の確保が難しくなってしまうんです。

「じゃあ、市販のベッドキットを購入しよう!」と思っても、どれもベッドの高さが窓と同じぐらいにあり、私のようなシャイボーイは仮に窓を塞いでいても外が気になって寝ることが出来ません。もちろん、その様な構造になるのはこれまたプラドのシートアレンジが問題となっていて、フルで荷室を利用しようと思うと、セカンドシートの座面を跳ね上げた上(下の画像)にベッドがくる様な作りになってしまうのです。

跳ね上げ

後は、どのベッドキットも出来は美しいのですが10万円以上とどう考えても手が出せないので自作を思い立ったわけです。幸いにもDIYの廃材が結構余っていましたので、それを使えば安く作れると考えています。

骨組みを作る(根太を作る)

まずは廃材を組み合わせてコンパネを乗せる骨組みを作っていきます。奥行きを86センチ程度にして作ったと思いますが、荷室のサイズに合わせて材料を切り出し仮り置きしてみます。

仮置

案の定、右端にあるトリムの下の耳が干渉して材料が浮いてしまいます。縦においた材料はトリムを逃して内側に少し入れてありますが、横に置いた材料は短くしたくないのでこの部分だけノミで切り欠きを入れます。

切り欠き

荷室で材料の仮置が完了したら実際に固定していきます。今回はこれまた廃材から回収した引き出し機構を備え付けるのでこれも同時に施工していきます。

引き出し

本当なら田の字型に組むのが一番強度も出て、コンパネのたわみも無く仕上がると思いますが、今回は引き出しを付ける関係で円の字で骨組みを組んでいきます。この際に下の画像にも写っている様な直角クランプがあると便利です。

骨組み同士の間隔が狭いですし、コンパネ自体の厚みも結構あるので問題なく使用できると考えています。

組み上がったら150プラドの荷台に乗せて、骨組みは完了となります。

天板を作る

次は天板を作ります。150プラドの荷室は平面ではなく曲面が多い形状となっているので、一度ダンボールに型取りをしてからコンパネの切断に入ります。曲面を描くには鉛筆に棒をつけて、それを局面に合わせて動かすことで写します(下記画像)

曲面を描く

専用の道具も売っていますが、これでも十分使えます。微調整は現物合わせでやっていきましょう。ダンボールなので簡単に変更ができます。

曲面

上の写真のようにきれいに型が取れたら、これに合わせてコンパネをカットします。ホームセンターで長方形にプレカットしたコンパネの上に、ダンボール型紙を置いて外周をなぞります。

外周をなぞる

特に難しい工程ではありませんが、型紙がずれないようにマスキングテープで上と下を固定しています。

次に下書きの線に沿ってカットするのですが、安物でもいいのでジグソーの購入をおすすめします。最初、糸鋸でカットしようとしたのですが5秒で断念したので間違いないです。3000円程度のジグソーを買いにホームセンターへ走りました(笑)

ジグソー

因みに文明の利器は最高です。めちゃくちゃ簡単にきれいな曲面がカットできます。カットしたところは丸鋸と違ってバリバリになっているのでヤスリで仕上げていきましょう。

ヤスリ仕上げ

カットが出来たら、車に乗っている骨組みの上にコンパネをおいてビスで固定していきます。作業中にコンパネに乗ってビス止めしていきましたが、とっても頑丈でしなるようなことはありませんでした。骨組みと固定

車体との固定

こういったベッドキットを組むと悩むのが車との固定方法です。人によっては荷室の鉄板にビスを打っていくような強者もいるようですが、それはちょっと避けたい。ということで、私は骨組みの二箇所に丸い金具を取り付け、車体に二箇所あるアンカー?の部分とタイラップで固定することにしました。

正直、きっちり作ってあるので固定なしでも動くことはありませんが念の為にということですね(現在は固定していません)

車体との固定

セカンドシートへの延長部分

セカンドシートの部分に関してはチャイルドシーを載せていることが多いので、左半分だけをベッドにします。この部分の施工は非常に簡単で、長方形の板に下駄を履かせて載せているだけです。

なので、載せる部分の引掛けをL字アングルで取り付けます。

L字アングル

ここに適切なサイズに切った長方形の板を乗せると(下駄は同じ厚みにコンパネを固定しています)

完成

ピンぼけで申し訳ないですが、画像のように荷室部分のベッドとつながって175センチ程度のベッドが完成します。私の身長は171センチなので、窮屈ながらもちゃんと寝られるサイズとなりました。

かかった金額
  1. コンパネ(JAS)+カット代:¥1,430
  2. 糸鋸(ゴミだった):¥358
  3. ヤスリ:¥128
  4. 引き出し用1×3 2本:¥476
  5. 引き出し用ベニヤ:¥208
  6. ジグソー:¥3,100
  7. 他は廃材利用のため無料

合計¥5,700となりました。廃材を使用しない場合は骨組み用の材料やL字アングル等を購入する必要が出てきますが、それでも1万円程度で作れます。身長によって必要な長さが変わりますが、自分に合わせたベッドが作れるのでおすすめですよ。

型紙通りにコンパネを切断して、車の曲面に合わせて綺麗に切れると最高に気持ちがいいです。引き出しにはティッシュなどの小物が入れられますし、空いたスペースにはタイヤロックがバッチリ収納できますので、低床だからと言って積載力が無い訳ではありません。

それではこの辺で(^^)/~~~

その後、リニューアルした記事がこちら

【150プラド】自作ベッドキットをクッション化して快適に!【DIY】

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コメント

  1. […] 私の150プラドの荷台には【プラド】150プラドの低床ベッドキットを作るで公開している通り、自作の低床ベッドキットを組んでいます。物を乗せるだけでなく、くつろいだりとかなり重宝して使っているのですがコンパネをそのまま載せているので硬い(痛い)・寒い・殺風景と、もう少しどうにかならないかと考えていました。その結果、今回はこのコンパネにクッションをつけて快適に使用できるようにしたいなと思います。 […]

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