【試乗記】LA100Fステラ

今回はスバル「ステラ」のレポートを掲載します。

実は愛機フォレスターがラジエター破損のため入院してしまい、代車としてやってきてくれた車なのです。忙しいスバルさんの計らいでどうやら試乗車を与えてくれたらしく、走行距離は一万キロすら満たない良い状態で新車の香りも残っているぐらいでした。

↑このようなシートが車内に残っていました↑

エクステリア

エクステリアはいたって普通。まぁ、それがスバルらしいといえばスバルらしいのですが、最近の軽のデザインの中では可もなく不可もなくといったところでしょうか。
あれ、褒めようと思ったんですが文章にすると二行にしかならなかったじゃないですか。

インテリア

さて、インテリアはどうかというとコレもまた特徴はなし。私の嫌いなセンターメーターというぐらいですかね。エアコンはオートタイプ。個人的にダイヤル式は安っぽくて嫌いなんですよ。使いやすくはあるんですけどね。(フォレスターはダイヤル式ですけど(;´Д`))

最近の軽自動車はガソリン高や環境対策による節税、高燃費などにより追い風ではあるのですが、自動車市場が飽和状態になりつつあるため女性向けであったり、若者向けなどとセグメントをハッキリと決めて投入してきています。

そのため、可愛いデザインにしたり、スタイリッシュなデザインにしたりと普通車以上に見てくれに気を使い自社の顧客を増やそうと努力しています。すなわち、全てのセグメントに対して訴えかけるようなデザインでは、そのターゲットセグメントに集中した車の中に入ると薄まってしまう可能性があるのです。

そういう車の中で、今回のステラは特に飛びぬけたデザインではなく、むしろ特徴の無い部類に入ってしまうと考えられ、デザインでのアドバンテージはさほどないのではと思われます。

ただ、車の作りの面ではどうでしょうか。

乗ってみて

実際に乗ってみると意外や意外、最近の軽なら変えてもいいかもと思わせるような剛性感と室内の広さ。ホンダのN-ONEという車のCMで「真面目に作ったからドアの閉まる音もしっかりとしています」というようなことを言っていましたが、まさしくそれ。まだ、新しい車でボディがヤレていないからかもしれませんが、なかなか良い剛性?を持っています。

走りもノンターボの三気筒エンジンの割にはしっかりと走ります。まぁ、スポーツ走行などは不可能ですがロールもしっかりと抑えられていて、片道50キロぐらいなら簡単でしょう。最近の軽自動車同様に燃費もバッチリですからね。正直、低燃費とは程遠いフォレスターを乗っていてなんですが、「良い車だ」と連呼しながら運転していました。

ですが、残念な点があるんです。
それは流行のアイドリングストップ機能。燃費計を見ていればアイドリングがどれほどガソリンを使うか、燃費の悪化を招いているかはわかります。実際、主要道を走行中はこのアイドリングストップ機能のおかげで、なかなかの低燃費を実現しています。

しかし、街中を走る場合やほぼ満車の駐車場ならばどうでしょう。スバルのアイドリングストップの味付けなのかもしれませんが、ブレーキを踏んでいくと完全停止する前にストップ機能が働く場合があります。主要道ならばストップ&ゴーがハッキリしていて早めに止められても問題ありませんが、止まるのか、止まらないのかが判らないような駐車場や渋滞では予期しないタイミングで停止されてしまうわけですよ。

私も体験しましたが、駐車場で低速走行をし、ブレーキで減速。止まる前に再加速という場合で、再加速する前にエンジンが切れてしまう。これには正直驚きでした。
そのため、街中や駐車場内を走る場合にはボタンでアイドリングストップ機能を切っていました。

ですが、ずっとアイドリングストップ機能を切りっぱなしに出来るといいのですが、どうやらそれは出来ないみたいですね。エンジン切るたびに機能が有効になってしまいます。コレに関しては何か方法や手順があるのかもしれませんが私は発見できませんでした。

画像の真ん中のボタンがエコアイドルオフのボタンですね。スバルお得意の、押したら出てくるドリンクホルダーは健在です。

総評としてはアイドリングストップが気にならなければ買って損はなし。デザインに大した特徴はありませんが、車の造りや足回りを含めた走行性能はなかなかのレベルでしょう。どことなくちゃんとスバルらしさを感じられて楽しかったですね。
では、この辺で。

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